気仙沼市は高校卒業後に進学や就職で地元を離れる若者が約8割ととても多く、その後Uターンで戻る方を含めた気仙沼市への定着率は約5割となっているようです。これにより地元には帰らず上京先などに暮らしが落ち着く若者がいかに多いかということが分かります。
さらにその後年数が経つと、気仙沼の実家の建物・お庭まわり・私道(ジョノグチとおっしゃる方もいます)・田畑・所有地などにお困りごとが発生し、気仙沼で暮らしている高齢のご両親から相談されたり、空き家になっている実家の管理に行き詰ってきたり、いっそ実家を解体した方がいいのかと検討し始めたり・・・と様々なお悩みをお持ちの方が近年増えてきていると感じます。社会では「田舎の実家問題」という言葉もあるようです。
弊社にもこのようなご相談をいただくことが増えてきているのですが、お客様が遠方に住んでおり気仙沼の現場へ足を運ぶことが難しい場合、やり取りの仕方を少し工夫しています。グーグルマップや動画・画像などで現況を確認したり、メールや郵便、必要であればLINEのビデオ通話やZoom・Meetなども活用しながら検討を進めていきます。もちろんご両親が実家でご健在の場合はご両親も含めコミュニケーションを取りながら現場を進めます。そして、長期休暇で帰省した際などにご覧いただき「きれいになっていました。ありがとうございました。」とお礼の言葉をいただいた際にはホッとしたと同時にとても嬉しく感じました。
東新技建は地元に根付く建設会社として、皆さまの様々なご要望に合わせ柔軟に対応し、不安解消の一助になりたいと考えております。土木工事でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
舗装は雨や経年劣化で長年経つとどうしても傷んできます。タイヤが通過する箇所や路肩部が構造物ではなく土に接している箇所は比較的クラックが発生しやすく、そこから雨水が入り込むことで下地が弱くなり徐々に損壊が進んでいきます。
舗装は何と言っても下地が重要なので、クラックの状態を見極めてアスファルト部分だけの軽微な補修とするか、部分的に切断し下地を含めた補修が必要かを検討します。
大きな陥没はタイヤを痛めることにも繋がったり、除雪の際にスコップに引っかかるなどの不便にもなるようです。
「ホームセンターで購入したアスファルト補修材で何回か自分で直してみたけど、ボロボロになってしまうんです。意外ともたないんですね・・・」ということで弊社に依頼されたお客様もいらっしゃいます。
気仙沼地方は岩や石が豊富に出てくる地質なので石積擁壁が多いです。一方近年頻発する地震により擁壁に亀裂が入ったり石の間の目地が剥がれ落ちたりして、安全面も心配されてのご相談が増えました。そのままにしておくと隙間から砂などがこぼれ落ちて背後の空洞化が進むので、早めの補修をおすすめしています。
こちらの現場も遠方にお住いのお子様の立場の方からのご依頼でした。気仙沼の実家には高齢の親御様が元気に暮らしていらっしゃいます。暮らしの面でのお困り事は親御様からお聞きしつつ、予算についてはお子様と相談し、現場のスケージュールは親御様にお伺いして・・・という感じで進めました。
擁壁の上のブロック塀は安全のために撤去し、擁壁の隙間を補修し、雨のたびに泥がぬかるんでお困りだった建物沿いに土間コンクリートを施工して、ついでに敷地内に昔から積まれていた古い瓦を処分いたしました。
親御様には「これで安心して暮らせます」と嬉しいお言葉をいただき、連休に帰省したお子様からも改めてお礼のご連絡をいただきました。
ブロック塀の目地に地震などでクラックが発生したことをきっかけに徐々に目地の損壊や鉄筋の腐食が起こってグラついてきたり、地震によって土の中の基礎が徐々に沈下してきて傾いてきたり、築年数が古く現在の基準を満たさない脆弱な造りだったりという理由で、ブロック塀は長年かけて傾いてくる場合があります。
状況によっては全部取り壊したり、上部のみ取り壊して残した下部を基礎代わりにして上部にフェンスを新設したりと対応は様々です。築年数をお聞きし土の中に埋まって見えない基礎の部分を含めて損壊の程度や状態を見極めたり、一部撤去するなら残す部分が撤去の際の衝撃に耐えられるかなど、土木技術者のプロとしての判断が重要になってきます。
また気仙沼市では「スクールゾーン内危険ブロック塀等除却事業【※1】」という補助金もあり、少々使いずらい補助金だなという印象はありますが、活用できれば費用の補填ができます。
【※1解説】小学校から半径500メートル以内の通学路等に面したブロック塀等を除却する工事及び除却後の跡地に軽量な塀等(フェンス・板塀・生け垣等)を設置する工事に対し交付する補助金(ブロック塀等とは,コンクリートブロック造,石造,れんが造,その他組積造の塀並びに門柱をいいます。)詳しくは→こちら
気仙沼市民あるあるの地域問題に「終わりの来ない雑草との闘い」があります。人口減少と高齢化によってますます深刻化する雑草問題。自治会などでも除草・草刈りにお困りの声は本当に多く、地域問題だなぁと感じます。
砕石を厚めに敷きしっかり転圧するだけで「東新技建さんは草が生えてこない状態が長持ちする。」と驚かれるのですが、近年は防草シートをひきたいとのご要望も増えてきました。
「自分で除草するのはもう限界。お隣さんに迷惑をかけたくないし、毎回シルバーセンターに頼むのも大変。混んでいるのか中々予約が取れないし、一度きりの費用で長年気に病むことがなくなるのなら。」とご依頼を受けることもあります。
ご両親はもう住んでおらず空き家となっており、遠方にお住いの子供にあたるお客様が休日に来てコツコツと庭木を切ったり除草したりと管理をしていたようです。
寝泊りも出来るし気仙沼で美味しいものを食べることも楽しくて気分転換にもなっている。しかし素人では切る量・刈る量が少なくゴミの処分も大変、せっかく手入れしてもまた伸びてしまう・・・時間と手間と交通費をかけている割に手入れが追い付いていないよな・・・と思い至り弊社にご相談いただきました。
思い入れのある庭木は短く詰めて残し、大木は伐採、見違えるようにすっきりして明るくなりました。「建物が丸見えって不用心かしら?」とのお気持ちもあって今まで悩んでおられたようですが、見えないことが目隠しになって逆に建物内に侵入しやすい事をお伝えすると「逆だったんですね(笑)」と笑っておっしゃいました。
他にも建物裏手の石積み土留めや、長年放置された古い土管、雨が降ると発生する湧水やご近所からくる流水についてなど、長年気になっていた事についても色々と見解をお話しできて、満足していただくことができました。
Q.実家の床に穴があいたようで、親から困ったと相談されました。東新技建さんは建築はやっていますか?
A.お話を聞くと大工さんに直してもらう状態のようです。弊社は土木工事の会社なので建築の請負いはしておりません。しかし地元に精通しておりますので、できる範囲でお答えさせていただきました。
Q.台風や豪雨で法面が壊れたようです。補修する場合、災害だと何か補助や助成はありますか?
A.田畑などの農地だと補助がありますし、弊社でも補助金を活用しての工事は請け負っております。しかし宅地ですと補助や助成はわかりかねます。他には可能性としては少ないですが、自宅の火災保険の特約部分を確認してみる・・・などでしょうか。
Q.実家の庭石を処分したいのですが、どこに電話しても断られてしまい・・・。
A.庭石は造園業者・石材店・解体業者・廃棄物処理業者、などでもほとんど引き取っていただけないのが現状です。石は本来自然の中にあるものなので産業廃棄物にも入らず引き取り対象ではない、かといってどこかに勝手に捨てれば不法投棄になる・・・と処分するとなると悩ましい存在です。弊社も引き取りのみのご依頼はお受けできませんが、できる範囲でお答えさせていただきました。
Q.家屋を解体したいのですが、お見積もりをいただけますか?
A.まずは建物や建物内の残置物を確認させていただきます。帰省する機会がありましたら現場でお会いする日程を決めましょう。その後日数をいただいてから郵送いたします。
株式会社東新技建
〒988-0043
宮城県気仙沼市南郷3番地2
TEL:0226-24-0823
FAX:0226-24-8405
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