外構工事をお考えのお客様へ

 外構工事と一言で言っても、「擁壁をつくり、切り土や盛り土をしたい」から始まり、「雨の日の不安や不便を解消したい」「階段から足腰に優しいスロープに変えたい」などの利便性のよさ、「家に合わせた素敵なお庭をつくりたい」などの外観、「予算内で、どこまでどうするか相談して決めたい」「最低限でいいのでなるべく安価に」などのコストなど、お客様のご要望は多岐に渡ります。

 弊社は土木工事のプロとして、お客様の土地やお庭に応じたアドバイスとご提案をさせていただきます。

 外構工事をお考えのお客様の参考になれば幸いです。


盛り土

 土を扱う土木建設業者として、地質や土の知識と扱いはとても重要です。土の見分け・選別・扱いなどにより施工の良し悪しが決まります。擁壁などで囲いをつくり中に土を入れて転圧するのが一般的な盛土工事です。少し嵩上げしたいだけの場合は土の搬入・転圧だけの場合もあります。

 

 造成後に家を新築する場合は、建築後の外構工事のタイミングになってから家の地盤高(建築高さ)の影響がでてきます。外構工事の際には接道から建物までの距離や高低差をもとに、排水構造や舗装の擦り付けなど勾配をつけて設計するためです。すでに新築の計画図面をお持ちの場合は拝見させていただきながら、地盤高(建築高さ)についてもアドバイスをさせていただいております。

 

  一定以上の高さを盛土した場合は、雨や雪や経年で更に土が締め固まり、地盤が少し下がることがあるので、盛土から期間を空けてから建物を建てた方が安心です。


ブロック・フェンス

 隣地との境界をつくる他にも、防音機能や目隠し機能を持たせることができるブロックやフェンスは、外観だけでなく強度も重要です。それは、土に埋まってしまう基礎の部分の施工が大きく左右します。施工時は出来上がりよりも幅広く掘削することになり、敷地ギリギリに造りたい場合は、施工の際に隣地まで掘削させていただくことが必要で、隣家の方のご理解・ご協力なしには難しいです。

 

   また既に建物が建っている場合、水道などの配管や雨どいからの雨水を受ける桝が地中で邪魔をしたり、エコキュートやエアコン室外機などが支障をきたす場合があります。掘削には重機が入り込んでいかなくてはいけませんし、掘削した土を仮置きする場所も必要で、施工には意外と敷地が必要です。

 

   また、建物を建てる前に敷地の奥と横だけ先に施工(第1期工事)しておくことで、手間がかからない分お安く施工できる場合があります。前面は建物を建てた後(第2期工事)に施工をします。

 

  土地の境界境の施工になるブロック・フェンス工事は、民間工事の中でも細かい配慮と支障物を含めた様々な対応が必要になる為、施主様とのコミュニケーションを大切にしております。


アプローチ・門扉

 敷地入り口から玄関までの間をアプローチと言います。ここはお庭やおうちの印象を左右する大切な場所です。段差を取り入れることで立体的に見せたり、歩くラインを湾曲することで広さを演出したり、デザインによって様々な効果を持たせることができます。

 

  インターロッキング・ブロック・植木・芝生などを取り入れて洋風の雰囲気にしたり、飛び石・置き石・玉石・植木などで和風にしても素敵です。建物の雰囲気と合わせて統一感のあるデザインをお客様と一緒に考えていきます。

 

  将来もし足が弱ってきても支障の無いように段差を解消し、スロープや手すりを取り入れたデザインをご提案したり、生活のしやすさにも配慮して設計するように心掛けています。

 

  デザイン性や機能性が求められる、やりがいのある場所です。



物置

 物置は、出し入れしやすく出来るだけ表から見えない場所に設置することが理想で、使い勝手を考慮すると駐車場や建物出入口からの動線もよい場所だと最適です。

 

 新居を建築する際は、物置の大きさと設置場所をふまえて新居の位置を決めるとよいです。しかし現実には、建物を建てた後に外構のご相談をいただくお客様がほとんどなので、設置場所は限られてきます。場所の都合で人目が気になる場合は、植木などの目隠しをうまく利用することも可能です。

 

  物置は品質重視や価格重視などメーカーによって特色があり、現場で組み立てるものが多い為、予算や用途に合った商品選びとゆがみのないよう建付けよく施工することが大切です。「意外と使いずらい場所だった・・・」「もう少し大きいサイズにすればよかった・・・」「戸がゆがんでいる」「湿気が多い・・・」と、意外と悩みが発生しやすいので、豊富な経験を活かしご提案と施工をさせていただきます。


駐車場・カーポート

 駐車場は①砕石を敷くだけ、②アスファルトやコンクリートで舗装する、③カーポートを設置する、が主になります。

 

  よく「アスファルトとコンクリートとどちらが安いの?」と質問を受けますが、それぞれのメリット・デメリットや耐久性などの特色を説明させていただき、色の好みを含めて選択されるお客様が多いです。また、現場の条件や用途によっては、カラー舗装や透水性舗装などもご提案させていただきます。

 

   浄化槽の上を駐車場にしたり、浄化槽の上や近くにカーポートを設置する場合には、施工に制約が出てしまう場合があります。

 

また、東北は冬季の雪や凍結の心配もあり、駐車場で滑って転ぶことのないよう、日当たりや場所なども踏まえて検討し、ご希望に沿えるようご予算に応じたご提案をさせていただきます。


その他

 お庭の外構工事の他にも、田畑・農業用水路・頭首工・法面などの農業土木、ジョノグチや細い道路などの私道の工事、そして敷地内の出入りのために道路や歩道の形状を変更する24条工事など、土木工事全般のご相談を賜っております。

 

農業土木や24条工事に関する許可や申請では、見積もり・写真・図面等が必要になることもありますが、弊社にご依頼いただければ安心です。



おわりに

 いかがでしたでしょうか。お庭造りは完全なオーダーメイドなので、まずは現場を見させていただくところから始まります。

 新築で建物を建てる際には、家を建てる前に一度外構についても検討する事でメリットが沢山あります。建物を建ててしまってからの外構工事は、使用できる敷地も限られ、建物や地中埋設物(配管など)への配慮や対応をしながらの施工となり、建物が建っていない状況より時間と手間がかかります。

 もちろん建物が建っている状況での施工はとても多いです。暮らしの不便解消や補修の依頼が多く、お客様のご要望を叶えつつなるべく低予算のご提案をさせていただくよう努めております。

 弊社は自社にて測量・設計・デザインを行うので、お庭全体で将来を見越した統一性のある外構工事が可能です。第一期工事、その後予算が確保できたら第二期工事・・・というお客様もいらっしゃいます。敷地を全体的に把握し計画をしておくことで、ムダなく統一性のあるお庭に造り上げることができます。

 土地は唯一無二です。土質や傾斜や日当たりや水はけなど含め、施工環境は千差万別です。技術と知識と経験に基づいた、全てを総合的に踏まえた検討が必要です。

 お庭に砕石を敷く場合も、砕石の種類の選定や厚みや転圧の仕方により防草性・水はけ・耐久性が大きく変わってきます。たかが砕石敷きと侮らず、いかなる施工でも丁寧に行う事が大切です。


外構工事のことなら、ぜひ東新技建へご相談ください