· 

津波防災の日

 秋晴れの中、紅葉がきれいな秋の気仙沼です。

 

 さて、11/5は”津波防災の日”です。震災時、すぐに避難することが難しい職業について考えさせられましたが、我々土木工事従事者もその職業のひとつだと思います。現場によっては道路を掘削していたり、通行止めにして作業していることもあります。この機会に、地震や津波が発生した場合の工事現場での対応を私なりに一考しました。

 

□まだ避難の必要がない場合

情報収集をしつつ官公・元請け・消防などの関係機関と連絡を取ります。避難指示が無ければ作業は継続しますが、監督者は避難に転じることを考慮しつつ、作業員に指揮をして可能な対策を取り、現場を整えます。

 

□津波などで避難する必要がある場合

現場には工事車両や重機や資機材などもありますが、地域住民の安全な避難の妨げになってはいけません。工事を中止し、現場の対策を迅速に行いつつ、監督者や作業員自身も迅速に避難します。

 

と、とてもざっくりと書きましたが、想像してみると具体的な対応がどんどん頭に思い浮かびます。

 

 ネットで官公庁や市区町村のマニュアルを探してみましたが、あまり見つからず・・・。名古屋市上下水道局が作成したマニュアルがあったので、こちらで紹介します。 

・「工事現場における地震対策マニュアル」へのジャンプは→こちら

・「工事現場における地震対策マニュアル(請負業者用)」へのジャンプは→こちら

 

上記のような行動は理想ではありますが、東日本大震災では、有事の混乱の中で理想通りに行動することの難しさも経験しました。臨機応変な判断が命を救ったお話もたくさん聞きました。我が家では「それぞれ逃げよう。生きていればいつか会える。」と話しています。休みの日だったら・・・就寝時だったら・・・皆さんならどう行動しますか?

 

戻る