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建設業退職金共済制度の一部改正

 少し前まで半袖でよかったのに最近急に寒くなり、洋服のチョイスが難しいですね。

 

 さて、令和3年10月1日より建設業退職金共済制度が一部改正されました。ポイントは2つあります。

 

①運用利回りが、3%→1.3%に下がった

 運用利回りとは、わかりやすく言うと金利のようなものです。今までは退職金を受け取る時に、一日あたり310円づつ積み立ててきた金額に3%の金利がプラスされて受け取る事ができました。銀行の普通預金の金利0.001%に比べると大きな利息が付くところが、建退共の良さですが、これが下がるという事は、将来受取る利息が今までより減ってしまうという事です。

 

②一日券の証紙が、310円→320円に上がった

 前述の運用利回りを下げて生じた利息の減少を補うために、掛金日額が上がりました。

 

 つまり「利息は減ったけど、その分積み立て額を一日あたり10円上げたよ!」ということです。

 

 これって、建退共の利息負担分を、我々企業に転嫁したと言えるのでは・・・"(-""-)"ツラタン。ちなみに、運用利回りのピークは6.6%!その後は平成3年のバブル崩壊とともに下がってきていますが、そのかわり掛金日額が上がっているので、トータルでは改正の度に皆さんが受け取る退職金の額は徐々に増加してきています。 

 

 今まで貼付した証紙分は従前の運用利回りが適用され、1.3%は今後貼付する分からの適用になるそうなので、ご安心くださいね。

 

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