気仙沼は桜が満開できれいです。こちらは、水田の改良工事です。皆さんご存知の通り、水田は水を張る期間と抜く期間があります。そのため、張った水を維持して水量を容易に調節でき、必要に応じて迅速に排水できることが求められます。こちらの水田は付近の土中から水の流入が疑われ、施主様は排水能力の改善をご希望されていました。
そこで、暗渠パイプという小さな穴が沢山開いたパイプを水田の中に埋設し排水機能を向上させ、更に水甲を設置し排水量の調節も容易にできるようご提案し、施工させていただきました。施工後、早速パイプから水が抜けだしました。これで水田が乾きやすくなると思います。加えて、法面の草刈りが容易にできるよう既設水路に排水パイプを埋設し、盛土して傾斜を緩やかに修正いたしました。
水田の工事は秋の稲刈りが終わってから翌春の田おこしまでの期間に施工します。冬は雪が降るので水田は施工のタイミングが計りづらいですが、施主様とご相談しながら工事を進め、何とか間に合わせることができました。
施主様にご満足いただけるよう、丁寧な施工を心掛けました。工事が成果をもたらし、更なる豊作になりますようお祈りしています。