弊社で働く現場の方は、「現場管理者」と「現場作業員」に大きく役割が分かれており、役割によって様々な資格が必要になります。今回は現場管理者が必要な資格の紹介です。長くなりますので今回は資格名の紹介にとどめ、詳細は追々説明していきたいと思います。
■土木施工管理技士
現場管理者の資格といえば、こちらの資格。1級と2級があり、難関の1級を持つ方は資格の上では現場監督の一流といえます。
■舗装施工管理技術者
そしてこちら。こちらも1級と2級があり、弊社は舗装工事の専業ではありませんが、舗装の施工が多いので役立つ資格です。
■作業主任者
土木工事の作業内容によっては、法律・法令により作業主任者を選任しなければならないものがあります。
作業主任者の職務は、
[1]作業の直接指揮
[2]使用する機械等の点検
[3]機械等に異常を認めたときの必要な措置
[4]安全装置等の使用状況の監視等
です。この資格は数日間の技能講習を受講し、講習最終日に行う試験に合格すると取得できます。
資格の種類は、
・地山の掘削作業主任者
・土止め支保工作業主任者
・型枠支保工の組立て等作業主任者
・足場の組立て等作業主任者
・建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者
などがあり、
・コンクリート造の工作物の解体等作業主任者
・石綿作業主任者
なども取得していると、仕事の幅が広がります。
現場管理者は、現場作業員からステップアップして就く方も多いのですが、工業・建設系の高校・専門学校・大学などを経て就く方もいます。資格はどれも施工の管理や監督に関するもので、技術を持って構造物の品質を確保しながら、現場を安全に指揮し監督する職務遂行のために必要です。
最近は土木系女子、略して「ドボジョ」といわれる女性技術者が増えているそうです。現場作業員のような体力も必要なく、技術革新による業務の効率化や働き方改革も進み、女性の進出を後押ししているようです。